3学期に向けて
私の勤務校は3学期制ですので明日から新学期となります。1年生はイラストレーション(色面分割)、2年生はポスター(私のメッセージ)、そして3年生は絵本の仕上げとなります。
3学期は入試や年度末業務があったりで授業が少なく時間を調整しながら進めて行くことになります。いつもこの時期に鑑賞の授業を入れようとしても十分に出来ずじまいになることもしばしばです。
ここ何年か時間を見つけて映画(ビデオ)を見るようにしています。鑑賞のひとつという訳ではありませんが「真珠の耳飾りの少女」というフェルメールとモデルとなった使用人の少女を描いた作品です。この映画の素晴らしいところは、その画面の色彩だと思います。フェルメールの描いた画面の空気の色とでもいうのでしょうか。とにかく全編の色彩が絵画のように私の目には映るのです。更に、17世紀オランダ美術を取り巻く情景の中にパトロンと画家の関係、絵の制作に関わる様々な描写…例えば絵の具の作り方やカメラオブスキュラを使った遠近表現へのアプローチなどは興味が尽きません。
これらを私一人で図版を使ったり黒板の前で説明してもなかなか生徒には理解しづらい事ですが映画ならすんなり受け入れてもらえることも多いと感じています。このような優れた映画がこれからもつくられることを願って止みません。
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